お宮参りの前後に贈るのがベスト

出産祝いは「お宮参りの前後」に贈ると良いでしょう。
お宮参りの前後とは、生後7日後〜1ヵ月の期間です。

生後7日後は「お七夜」、そして1ヵ月後は「お宮参り」があり、先方はお宮参りの頃に出産内祝いを準備します。

そのため生後1ヵ月が経過する前に出産祝いを贈ることが望ましいです。

結婚内祝いを贈るタイミングは「結婚式を挙げてから1ヶ月後まで」となっています。

また、結婚祝いを結婚式の前にいただいていた場合でも結婚式が終わってからで問題ありません。
ただし、1ヶ月後までというのはあくまで締め切りですので、1日でも早くお返しするように努めましょう。

通販で贈る場合は先に手紙を出すことが重要

出産祝い、結婚内祝いの両方に共通しますが、通販で贈る場合、忘れがちになってしまうものが「手紙」です。

品物だけでは感謝の気持ちを十分に表すことはできません。

挨拶状やお手紙として、印刷でも構いませんので事前に贈ることが大切です。

祝いの相場

出産祝いについては先方との関係性により相場が異なります。

• 親族：10,000〜30,000円程度
• 職場関係者、知人、友人：5,000〜10,000円程度

これはあくまで金額の相場ですので、金額よりも大切なのは気持ちです。
あまり高すぎても先方がお返しに困ってしまいますので注意しましょう。

相手より高価なもの、相手より1/3以上安いものは禁止

結婚内祝いについて、相手からいただいたものより高価なものを選ぶのはマナー違反です。

基本的にはいただいたものの半分、もしくは3分の1程度の金額の品をお返しします。

反対に3分の1以下になってしまうとそれも失礼に値しますので、覚えておきましょう。

こちらもあくまで目安ではありますので、家族などでルールがあるのでしたらそのルールに従うことが無難です。

「のし」は蝶結びが基本

のしは蝶結びが基本です。

出産は何度も繰り返したいおめでたいことですから、何度も結び直せるという意味の「蝶結び」に例えて縁起が良いとされています。

反対に結婚祝いだと、結婚は一度で良いものですから「結び切り」が基本です。

内のし、外のし、どっちにするべき？

内のしとは包装紙にのし書きが隠れてしまうこと、外のしは表書きがはっきり見えた状態のことを言います。

特別、内のしと外のしの使い分けについて厳密な決まりはありません。

強いて言うならば、内祝いの場合は「内のし」、結婚・出産祝いなどは「外のし」が適切とされています。

内祝いは本来、「祝い事があったので、お裾分けします」という意味ですので、控えめな表現として内のしが適切とされています。

さらに、宅配便で贈る場合は配送中にのし紙を傷つけることがないように「内のし」が適しているという意味もあるので覚えておきましょう。

結婚・出産祝いは相手に対してのお祝い事ですので、はっきり見える外のしが良いとされています。