豚肉しゃぶしゃぶのもうひとつの楽しみといえば、最後の「しめ」！

しゃぶしゃぶをした後のだし汁には、豚肉のうま味や脂、さまざまな野菜のエキスが凝縮されていて、そのうま味を吸った雑炊やうどんは本当においしい♡

 

今回は「鍋しめ」ベスト5をピックアップ！簡単に作れておいしい定番レシピから変わり種までご紹介します。

豚肉しゃぶしゃぶの後の「しめ」をおいしく食べるコツは？

豚肉しゃぶしゃぶの後の「鍋しめ」をおいしく食べるコツはズバリ、「だし」の下準備にあります。ちょっと手間ですが、これさえやっておけば間違いなく、おいしい「しめ」は確実ですよ。

1．だしから「具」を全部取り除く

お鍋に残った肉や野菜などの具材はお玉やアク取り用の網で残さず取り出します。

 

2．だしを沸かしてアクをていねいに取る

続いて、だしを再び加熱します。沸騰するとアクが浮かんできて取りやすくなります。アク取り用の網などでていねいにアクをすくいます。

3．だしを少し煮詰める

最後に、だしをちょっと煮詰めます。雑味の元であるアクを取った後に数分ほど煮詰めることで、さらにうま味を凝縮させます。ここまでしておけば、どんな、しめ食材でも調理しやすくなります。

豚肉しゃぶしゃぶの「しめ」おすすめレシピ5選！

 

1．【ラーメン】人気急上昇！ゴマだれで坦々麺風♪

最近の鍋しめの新定番が「ラーメン」。特に生麺が人気です。だしのうま味をシンプルに味わえる醤油ラーメンもいいのですが、今回は濃厚系の担々麺アレンジをご紹介！味付けはしゃぶしゃぶのつけダレの「ごまダレ」をそのまま使えるのでラクチンです。

 

【材料】

生ラーメン、ごまダレ、味噌、ラー油、すりごま

 

【作り方】

1．生ラーメンは硬めにゆでて水洗いしてヌメリを落とす。

2．だしを沸かし、ごまダレ、味噌を入れる。

3．生ラーメンを加え、1～2分煮たら完成。お好みでラー油、すりごまをふる。

 

2．【うどん】時短でできる！しゃぶしゃぶのしめの定番

時間をかけずにパパっと作りたいときは、うどんがおすすめ。冷凍うどんならレンチンしてから煮ると時短調理になります。だしをほどよく吸ったうどんを楽しんで！ガッツリいきたいときは、最後に斜め切りした長ネギ、人数分の卵を落として煮込みうどん風にしても美味ですよ♪

 

【材料】

冷凍うどん、醤油。※お好みで卵、長ネギ

 

【作り方】

1．だしを沸かし、醤油で味付けする。

2．レンチンした冷凍うどんを加え、3分ほど煮る。

※煮込みうどん風にする場合は、卵、長ネギを入れてからさらに5分ほど煮込む。だしが足りない場合は追加する。一味唐辛子や山椒をお好みで。

3．【雑炊】鍋しめの王道！卵をとじてふんわりと♡

雑炊をおいしく作るコツは2つ。1つは「ごはんを洗う」、もう1つは「かき混ぜすぎない」。これでさらっと食べやすい絶品の雑炊ができあがります。今回はトッピングに焼き海苔をプラスして香りよく仕上げました。

 

【材料】

ごはん、醤油、小ネギ、卵、焼き海苔

 

【作り方】

1．ごはんを水で洗い、ヌメリを取る。

2．だしを沸かし、ごはんを加え、醤油で味を調えて3分ほど煮る。

3．卵をまわし入れ、刻んだ小ネギ、ちぎった海苔を入れ、フタをして余熱で卵に火を通す。

 

4．【リゾット風】トマト風味でチーズたっぷり！女子ウケNO.1

洋風でしめたいときは「リゾット風」はいかがでしょうか。雑炊ではごはんを水洗いしてさらっとした食感にしましたが、リゾット風では、あえて、ごはんは洗わずに、とろりと仕上げます。チーズはお好みで好きなだけどうぞ♡

 

【材料】

ごはん、トマトジュース、塩、ピザ用チーズ、黒コショウ

 

【作り方】

1、だしを沸かし、トマトジュースを加え、塩で味を調える。

2．ごはんを加え、水分を半分ぐらいまで飛ばすように煮る。

3．チーズを加えて混ぜ、黒コショウをふる。

「雑炊」と「リゾット」の違いは？

どちらもお米を使った料理の「雑炊」と「リゾット」。雑炊は、炊いたごはんを洗ってから煮て味付けしたおなじみの和食。一方、リゾットはイタリアを代表する米料理で、生米を炒めてブイヨンを少しずつ足しながら米に火を通していきます。米の芯を残すアルデンテに仕上げます。

 

ちなみに、鍋しめで言う「リゾット」は、あくまでも「リゾット風」なのでお間違いのないように。

5．【蕎麦】あっさりオトナのしめのイチオシ！ガッツリ肉蕎麦アレンジも人気

しめ食材で“通”好みなのが「そば」。だしでかけつゆを作る際に、めんつゆのほかに醤油も少し加えて、関東風の濃いめのつゆにするのがおすすめです。つゆでしゃぶしゃぶした豚肉とネギを乗せて「肉蕎麦」で〆もたまりません。

 

【材料】

そば（乾麺）、めんつゆ、醤油。※肉蕎麦の場合は、しゃぶしゃぶ用の豚肉、長ネギ

 

【作り方】

1．そばをゆでる。袋の表示よりも1分ほど短く茹でる。

2．だしを沸かし、めんつゆ、醤油を加えて味を調えて、つゆを作る。

3．肉蕎麦の場合はだしで豚肉、斜め切りした長ネギをしゃぶしゃぶして取る。

4．つゆにそばを入れ、2分ほど煮る。

5．器にそば、つゆを盛り、豚肉、ネギを乗せる。

 

日本全国地域別！しゃぶしゃぶ＆しめ事情

 

しゃぶしゃぶといえば豚肉、牛肉がメインですが、地域によっては海鮮や別のお肉のほうがポピュラーな場合もあり、「ご当地しゃぶしゃぶ」のバリエーションは豊富！

 

鍋の最後を飾る「しめ」にも地域に根ざした食文化がうかがえます。日本全国、人気しゃぶしゃぶ＆しめ事情をまとめてみました。

 

【北海道】人気のしめ

北海道では豚よりも牛よりも「羊」！ラム肉しゃぶしゃぶが人気です。「しめはラーメン」は北海道ならでは。

 

【東北】人気のしめ

豚肉派が多数で味噌味のつけダレが全国最多。しめに関しては、なんと、しめを食べない人が全国一という意外な事実も！

 

【北陸】人気のしめ

豚肉派が多いですが、魚は「ブリ」が人気という北陸らしい結果に。だしのベースは昆布、しめは、うどん派が多かった。

 

【関東】人気のしめ

関東は豚よりも断然、牛。特に「牛ロース」が人気。しめは雑炊を選ぶ人が多く、しめを食べる人は日本で最も多い！

 

【近畿】人気のしめ

豚肉よりも牛肉の需要が多い関西らしく、メインは断然、牛ロース派！しめはうどんというのも納得。

 

【東海】人気のしめ

牛ロース派が多い。しめはうどんが最多で、特に愛知県では「きしめん」で〆るのが王道！

 

【中国】人気のしめ

豚ロースが多く、海鮮では「エビ」を入れる家庭が多いそう。しめは、うどんが最多。

 

【四国】人気のしめ

牛・豚ロースが半々で1位。ゴマ味のつけダレが全国比で最も高い。しめは、うどんが最多。

 

【九州】人気のしめ

豚ロースが多く、つけダレは、ぽん酢派が多い。シメはうどんが最多ですが、なんと、ラーメンが全国で最も低いという意外な結果に。

 

【沖縄】人気のしめ

豚ロースが多い。ゴマ味のつけダレが全国で唯一1位。しめは、うどんが最多だが、雑炊も人気。

 

※参考：https://www.atpress.ne.jp/news/275261

 

あっさりから濃厚まで！豚肉しゃぶしゃぶの「しめ」も味わい尽くそう♪

 

鍋しめベスト5、いかがだったでしょうか。豚肉しゃぶしゃぶを堪能した後も「安定の雑炊もいいけど、今日は攻めのラーメンで！」など最後の最後までワクワクが止まりません！しめをおいしく食べるための「だしの下準備」もぜひ省かずに、最高の「しめ」を味わってみてくださいね。

 

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