豚肉を柔らかくする材料・下処理・調理方法!カレーもソテーもジューシーな食感に
とんかつの揚げ時間や温度は?少ない油でおいしく揚げるコツも紹介!
サクッとおいしいとんかつは、パパも子ども家族に喜ばれる大人気のメニュー。
でも、中が生だったりサクサクに揚がらなかったり、そもそも揚げ物が苦手といった声もよく聞きます。
自宅でもプロのような美味しいとんかつの揚げ時間や温度の目安を知たいですよね?
今回はとんかつを上手に揚げるコツや、たくさん油を使わずに揚げる方法をご紹介します。
とんかつの揚げ時間の基本は何分?
とんかつの揚げ時間は揚げるとんかつの状態によって異なります。
とんかつの中まで火が通ってるか、揚げながら確認するのはむずかしいですよね。
音や油のブクブクという泡の大きさで判断すると聞いたこともありますが、経験がいります。
まずは時間をひとつの目安として、揚がったかどうかを判断していきましょう。
このときの油の量は、鍋の中に高さ3cmくらいの量が必要です。
手作りとんかつの揚げ時間
手作りとんかつの揚げ時間は、片面が約2分、裏返して約2分が目安になります。
豚肉はとんかつ用で売られている豚ロース肉1枚約50gの時間です。
ただし、肉が冷蔵庫から出したての冷たい状態だと、中まで火が通るのにもう少し時間がかかります。
できれば、揚げる前には室温に出しておきましょう。
夏場は15分くらい、冬は30分前に冷蔵庫から出しておいてください。
冷凍とんかつの揚げ時間
冷凍とんかつの揚げ時間は、生のとんかつを揚げる時より160℃と低温で揚げます。
そうすることで焦げずに中まで火を通すことができます。
時間は1枚だと約8分、2枚で約10分ほど。
そのあと火を強めて1~2分揚げて、表面の衣をサクサクにしていきます。
薄いとんかつの揚げ時間
薄い肉を使う場合は、揚げすぎるとパサパサになるので注意が必要です。
片面1~2分ほど揚げていきましょう。
予熱でも火が通るので、揚げすぎに注意しましょう。
ヒレカツの揚げ時間
ヒレカツの揚げ時間は、両面で3~4分くらい揚げてください。
ヒレカツは小さいので何個か一緒に油に入れますよね。
たくさん入れると油の温度が下がって、中が生ということがありますので、油の半分くらいがヒレカツで埋まる量を入れるようにしましょう。
とんかつをサクッとジューシーに揚げる温度は何度?
とんかつをサクッとジューシーに揚げる温度は、まずは約170℃に熱します。
始めの温度チェックの仕方には2通りあります。
一つは菜箸を入れたときの泡をみる方法です。
油を温めたら一度かき混ぜて温度を一定にしてから、乾いた菜箸を入れます。
一瞬間が空いて泡がゆっくり出てくるくらいが160℃、すぐに泡が出てくるくらいが170℃、シュワっと白い泡がでてきたら温度が高すぎです。
もう一つは衣(パン粉)を入れる方法です。
同じようにかき混ぜて温度を一定にしてから衣をおとして、下に沈んで浮いてきたら160℃、途中まで沈んで浮いたら170℃、表面でシュワっとなったら高温です。
高温になってしまったら火を止めてしばらく待つか、ぬれタオルの上に乗せて熱をとってください。
とんかつのおいしい揚げ方【ためしてガッテン編】
NHKの「ためしてガッテン」で、とんかつのおいしい揚げ方が紹介されていました。
どのようなコツがあるのか気になりますね。
どうやら衣と揚げ方にポイントがあるようです。
まず、バッター液という衣を準備します。
材料は
- 小麦粉・・・大さじ4
- 卵・・・1個
- 水・・・小さじ2
こちらをボウルに入れて混ぜ合わせます。
手で混ぜるとダマにならないので、箸よりも手を使うといいそうですよ。
そこにとんかつ用の肉をつけて、次にたっぷりのパン粉の上に乗せます。
肉の上からもたっぷりとパン粉を乗せて、優しくおしてなじませます。
揚げるときは、油を180℃に熱してとんかつを入れます。
しばらく触らずに揚げた後、箸でとんかつをゆらゆらと動かします。
裏面もおなじくゆらゆらさせながら揚げます。
こうすることで油に対流を起こし、温度を均一にして中までしっかり揚げるのだそうです。
とんかつを少ない油(フライパン)で揚げるコツ
とんかつをたくさんの油で揚げると後始末が大変ですよね。
そこで少ない油で揚げるコツを以下でご紹介します。
- 下準備でお肉は室温に戻して冷たすぎることがないようにする
- 揚げる前に火が通りやすいように切込みをたくさん入れるかフォークでまんべんなく穴を開ける
- 揚げながらスプーンで油をすくって上からかけると、より中まで火が通りやすくなる
生焼けにならないか心配なかたは、薄めの肉を選ぶといいですね。
フライパンには1㎝くらいの油を入れて熱し、とんかつを入れます。
揚げた後は網の上に立てるように置き、油を切ってくださいね。
とんかつが生焼けだったときの対処法
とんかつを食べてみてから中が生焼けだった場合、どのようにしたらよいでしょうか?
オススメなのはトースターか魚焼きグリルで焼く方法です。
焦げそうなときはアルミホイルを上にかぶせ、生の部分に火が通るまで焼きます。
電子レンジでも加熱することはできます。
耐熱皿に乗せてラップなしで10秒ずつ加熱してください。
加熱しすぎると肉汁が出て、パサパサになるだけではなく、せっかくのサクサクの衣がベチャっとしてしまいます。
とんかつを二度揚げする方法
とんかつを二度揚げする方法もあります。
少し手間はかかりますが、この方法だと中が生焼けという事態は防ぎやすくなります。
まずは160℃の低温でじっくりと2~3分揚げます。
この時の衣はまだ柔らかく、少し色づいてきかなという程度です。
油から出して2分ほどおきます。
この時余熱で中に火が入っていきます。
その後油の温度を180℃に上げて、とんかつを揚げます。
音がジュワッとなるのでひるみますが、負けずに1分ほど我慢です。
衣に美味しそうな色がついて、サクサクとなったら引き上げます。
この二度揚げの方法は鶏のから揚げにも使えますので、マスターしておくといいですよ。
とんかつの作り方・レシピ
基本的なとんかつの作り方をご紹介します。
- 豚ロース肉とんかつ用・・・1枚100ℊ
- 塩コショウ・・・少々
- 油・・・鍋に高さ3㎝ほど
- 衣(とんかつ4枚分)
- 卵・・・1個
- 水・・・大さじ1
- 小麦粉・・・適量
- パン粉・・・適量
①豚ロース肉を室温に戻し、筋切りをしましょう。
こうすることで肉が丸まったりして変形するのを防ぎます。火を通りやすくする効果もあります。
②表面に塩コショウをして、小麦粉をつけ余分な粉ははたき落とします。
小麦粉は薄力粉だとしっかりした衣に、強力粉だと薄い衣に仕上がります。
③溶き卵に水をまぜ、そこに肉をくぐらせパン粉を付けます。
パン粉は細かい方が油の吸収が少ないので、脂っこいのが苦手な方は細かいパン粉を選んでください。
生パン粉や粗目のパン粉だと、ボリューミーに仕上がります。
パン粉をつけて少し置いておくと、肉になじんで油の中ではがれにくくなります。
④鍋に3㎝ほどの油を入れ170℃に熱します。
鍋の油に対して肉が半分くらい埋まるような枚数を入れます。
片面約2~3分ずつ揚げて、衣に美味しそうな色がついたら引き上げて、網にたてて油を切ります。
⑤とんかつをカットするなら、しばらく置きます。
その方が余熱で中まで火が通りますし、肉汁も逃げにくくなります。
まとめ
とんかつの揚げ時間や、少ない油でおいしく揚げる方法をご紹介してきました。
もし中が生焼けでもその対処法を知っていれば、揚げ物に対する苦手意識も無くなるのではないかと思っています。
私はいつも二度揚げの方法をやっていますが、ためしてガッテンの方法でやってみると、手間が省けてやりやすいと思いました。
みなさんも自分のやりやすい方法を見つけて、おうちでとんかつを楽しんでくださいね。
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