豚肉を柔らかくする材料・下処理・調理方法!カレーもソテーもジューシーな食感に
極上ポークジンジャーをふるまおう!基本のレシピ&柔らかくする6つのコツ
柔らかくて栄養たっぷりのポークジンジャーで、あなたも家族のお腹も満たしてみませんか?
しょうが焼きより豪華なイメージのポークジンジャーは、厚めのロース肉を洋風にソテーした食べごたえのある一品。お肉の素材選びから焼き方までのいろいろな工夫で、ぐっと味が深まりおうちご飯が一気に華やぎます。
でも、お肉が硬かったり脂がしつこかったりすると、せっかくの味付けも楽しい気分も台なしですよね。
そこで、
「おいしく作る方法は?」
「豚肉を柔らかくするには?」
と気になるあなたへ、基本のレシピと柔らかく仕上げる6つのコツをご紹介!ロース肉を使ったほかのレシピもお届けします。
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やわらかい食感で噛むと旨味が溢れてくるジューシーさが魅力!肉質はきめ細かくしっとりとツヤがありながらも、脂身はさらっと軽く後味さっぱり。臭みやしつこさがないので、豚肉が苦手な人でも食べやすいお肉です。
ポークジンジャーはしょうが焼きより豪華なイメージ
ポークジンジャーは英語で「ginger fried pork」「Pork shogayaki」といい、日本料理のしょうが焼きを意味する和製英語です。
厚めにスライスした豚肉をタレに漬け込んで焼くのが基本で、味付けやタレには赤ワイン・はちみつ・すりおろしたリンゴがよく使われます。
一方、しょうが焼きは日本の家庭料理に多い「生姜・しょうゆ・みりん・日本酒」を加えて焼いたメニュー。主に、小間切れ肉や薄めにスライスした肉を使います。
洋食のレストランで提供されることが多いポークジンジャーは、ステーキ肉のような分厚いロース肉を使うととても美味!存在感抜群なので、普段のおうちご飯にはもちろん、特別な日の豪華なディナーやおもてなし料理として出しても立派なメインメニューになります。
基本のレシピ
まずは、基本の簡単な作り方を紹介しますね。
材料(3枚分)
豚ロース厚切り | 100g×3枚 |
塩・黒こしょう | 少々 |
小麦粉 | 適量 |
サラダ油 | 少々 |
清酒(蒸し焼き用) | 大さじ1 |
(タレ) | |
玉ねぎ | 大1/2個 |
おろし生姜 | 小さじ1 |
おろしにんにく | 小さじ1 |
しょうゆ | 大さじ2 |
清酒 | 大さじ2 |
本みりん | 大さじ1 |
水 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
鷹の爪(輪切り) | ひとつまみ |
作り方
- 玉ねぎをすりおろし、汁ごとタレの材料をすべて合わせておく
- 豚肉の脂身部分に浅く切り目を入れて筋切りをし、塩こしょうを振る
- 豚肉に小麦粉を薄くまぶし、フライパンに油を敷いて強火で両面に焼き目をつける
- 清酒を入れて蓋をし、弱火で2分間蒸し焼きにする
- 豚肉をお皿に取り出し、キッチンペーパーで余分な油をふき取る
- タレの材料を入れ、弱火で軽く煮詰める
- 豚肉を戻し入れて手早く絡め、タレごとお皿に盛りつけて完成
ポークジンジャーを柔らかくする6つのコツ
上手にできたぞ!と思っても、いざ食べてみるとお肉が硬い・・・。
その原因と対策を紹介していきます。
上質な豚肉を選ぶ
メインの豚肉は、以下のような上質なものを選びましょう。
- 美しい淡いピンク色
- 表面がみずみずしい
- 繊維がきめこまやか
- 肉と脂肪の境目がはっきりと分かれている
これらは、柔らかい豚肉を上手に見分けるポイントです。
ロース肉は、スーパー・精肉店・通販でも購入できる身近な食材ですよね。産地やブランドなどバリエーションが豊富な中で、硬くなりやすいのは筋肉質で脂肪や水分が少ないタイプ。与えるえさや育てる環境によって、豚肉本来の質感に違いが出てくるんです。
質感の良いお肉を選べば、味付けや焼き方に少し自信がない人でも柔らかくて美味しいポークジンジャーに!大切な家族や友人や恋人に料理をふるまいたいときでも安心です。
筋切りをする
次は調理編!お肉を焼く前の下処理はとても大切です。
- 包丁の背や肉叩きで全体の筋をトントンと軽く叩く
- フォークや竹串で穴を開ける
全体の筋を切ることで、加熱後のお肉が柔らかく仕上がります。ポークジンジャーのようにタレに漬け込む場合は、全体に穴を開けておくのもおすすめ。味がしみ込みやすくなり、より美味しくなりますよ。赤身と脂の境目もしっかり切れば、お肉の反り返りも防げます。
すりおろし生姜で漬け込む
続いて、生姜をすりおろしてしぼり汁を作り、そこへお肉を漬け込みましょう。生姜汁にはタンパク質を分解する性質があり、お肉が柔らかくなります。同時に、お肉の臭みも消してくれるので一石二鳥!チューブタイプより、生の生姜を使うのが効果的です。
小麦粉・片栗粉をまぶす
加熱直前は、お肉の表面に小麦粉もしくは片栗粉をまぶしましょう。水分と旨みを閉じ込めて、しっとりとさせるためです。タレも絡みやすくなりますよ。
加熱は手早く短時間で
油を敷いたフライパンの上に乗せたら、手早く短時間で加熱しましょう!
お肉のタンパク質は、65度を超えると凝固作用が始まります。焼きすぎるとお肉の温度が高くなるので、水分である肉汁が流れ出てしまいパサパサに。蓋をして蒸し焼きにすると火の通りが良く、より短時間で焼き上がります。
また、お肉の温度を常温に戻しておくのもポイント。下処理中にある程度常温に近づきますが、漬け込んでから冷蔵庫で少し保管する場合は出した直後の冷えたままでの加熱は避けるようにしましょう。加熱温度との差が大きいと中まで火が通りにくく、焼きすぎで肉汁を飛ばしてしまいます。
タレは別々に作る
タレは仕上げにお肉と絡めますが、作るときは別々に!お肉は焼きすぎを防ぐために、火が通ったら1度フライパンから取り出しましょう。余分な油をふき取りつつ、豚肉の脂の旨みをそのまま利用しながら煮詰めれば完成です。
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豚肉・生姜・玉ねぎは最高の組み合わせ
豪華なイメージのジンジャーポークは、食べごたえがあるだけじゃなく栄養面もばっちり!
「豚肉」「生姜」「玉ねぎ」の組み合わせは、それぞれの持ち味と欠点がうまく融合しています。
ビタミンB1が豊富な「豚肉」
豚肉は、ほかの食品と比べてビタミンB1がとても豊富!以下のような効果があり、土用の丑の日では鰻の代わりに食べる人もいます。
- 疲労回復
- 夏バテ解消
- スタミナをつくる
ビタミンB1とは、糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素。水に溶けやすいので、水洗いが不要の豚肉は効率良く摂取できます。
不足すると、ご飯やパンを食べてもエネルギーにならず、体が疲れやすくなったり糖質の摂りすぎで高血糖や肥満などになったり。脳がブドウ糖を分解してエネルギーに変える力も足りず、記憶力の低下・情緒不安定・うつ病などを引き起こすおそれもあります。
栄養は、部位によって含有量がさまざま。ビタミンB1がもっとも多いのは赤身の多い「ヒレ」「モモ」ですが、「ロース肉」にも豊富に含まれています。
豚ロース肉
脂身つき・生(100g) | |
エネルギー | 263キロカロリー |
ビタミンB1 | 0.69mg |
タンパク質 | 19.3g |
脂質 | 19.2g |
赤身と脂肪の割合がちょうど良く、柔らかさの中にしっかりとした歯ごたえがあります。うまみが強いので、ポークソテー・しゃぶしゃぶ・とんかつ・チャーシュー・ハムなどに使われます。
和豚もちぶた|ロース |
豚肩ロース肉
脂身つき・生(100g) | |
エネルギー | 253キロカロリー |
ビタミンB1 | 0.63mg |
タンパク質 | 17.1g |
脂質 | 19.2g |
赤身の中に脂質が網目状に広がり、ロース肉より脂身が多め。豚肉本来のコクのある濃厚な味わいが楽しめます。ポークソテー・とんかつ・カレーなど幅広く使いやすい部位です。
和豚もちぶた|肩ロース |
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豚肉の臭みを消す「生姜」
生姜には以下のような効果があり、豚肉と同様、疲れた体を元気にしてくれる食材として有名です。
- 胃の調子を整える
- 体を温める
辛みの元は「ジンゲロール・ショウガオール」という成分。強い殺菌力があり、お肉のタンパク質とくっついて臭みを消してくれます。さらに、生姜の香り成分「シネオール」も臭みをカバー。豚肉と組み合わせれば豚の臭みが消え、タレの風味がより一層深まります。
ビタミンB1の吸収率アップ「玉ねぎ」
玉ねぎには以下のような効果があり、健康や美容に良い食材として有名です。
- 生活習慣病の予防
- シミ・しわの防止
- 脂肪燃焼効果
- むくみの改善
- 冷え症の改善
血液をサラサラにしてくれるのは、「アリシン」。玉ねぎを切ったりすりおろしたりして生まれる成分で、殺菌採用と抗酸化作用があります。
さらに、ビタミンB1と結合する性質をもっているので豚肉と組み合わせれば吸収率が格段にアップ!実は、ストレスを感じると体の外へ排出されてしまうビタミンB1。玉ねぎには、その欠点を補う成分が含まれているんです。
※参照元:日本食品標準成分表2015年版(七訂)(2020年9月時点)
極上のポークジンジャーを和豚もちぶたで作ろう!
メインの豚肉におすすめしたいのが、グローバルピッグファームが生産している「和豚もちぶた」!肉質・味・香り、全てにこだわって種豚を厳選された三元豚で、しっとりときめ細やかなツヤのある肉質をもつ銘柄豚です。
旨みが強い
和豚もちぶたに含まれる旨み成分「グルタミン酸」は、一般的な国産豚の5.7倍!また、脂の酸化防止作用のある「ビタミンE」は4倍もあり、栄養価が高く美味しさを長持ちさせる舌ざわりの良いお肉です。
焼いても柔らかい
和豚もちぶたは、筋切りをしなくてもしっとり柔らか!噛むと肉汁があふれてくるほどジューシーです。
その理由は、和豚もちぶたが食べるものや育つ環境を膨大なデータを用いて徹底的にこだわっているため。産まれた直後は母豚の母乳をたっぷりと飲ませ、離乳食以降は発育段階に合わせてビタミンやミネラル類を配合した特製のえさを与えています。
栄養バランスのとれた和豚もちぶたは、元気で健康そのもの!人の手であたたかく見守りながら、美味しい豚肉の天敵である「ストレス」を感じさせずに、のびのびと育てられています。
しつこさのない脂でさっぱり
和豚もちぶたが食べる特製のえさやストレスのない環境は、脂の臭みやしつこさも消してくれます。さらっと軽くて後味さっぱり!豚肉が苦手な人でも食べやすいので、ロース肉の脂身の部分も美味しく味わえます。
◆和豚もちぶたとは |
和豚もちぶたのロース肉を使ったレシピ
ポークジンジャーを作ったあとは、ロース肉が少し余ってしまうかもしれませんよね。そんなときに役立つレシピを紹介します。厚切りのロース肉が大好きな人にもおすすめ!ぜひチャレンジしてみてください。
豚ロースの塩麹漬けソテー
※調理時間|漬け置き1日+調理20分
お肉を柔らかくしてくれる万能調味料「塩麹」にたっぷり漬け込んで、もともと柔らかい和豚もちぶたをさらに柔らかくしっとりと仕上げるメニュー。ほんのりとした甘みと麹独特の香りも楽しめます。
◆材料(2人分)
ロース 切り身 | 2枚 |
付け合わせの野菜 | お好みで |
塩麹 | 大さじ2 |
◆作り方
- 豚ロースに塩麹をまぶす
- 空気に触れないようにラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷蔵庫で1日漬ける
- 翌日、漬けておいた塩麹をキッチンペーパーで軽くふき取る
- フライパンを中火で熱してサラダ油を敷き、豚ロースを焼く
- 軽く焦げ目が付いたら裏返して弱火にし、蓋をして3分ほど蒸し焼きをする
- フタを取り、焼き面に色がついて全体に火が通ったら火を止める
- お皿に盛り付け、添え野菜で彩れば完成
厚切りロースソテー 旬のきのこクリームソース
※調理時間|20分
和豚もちぶたはクリーム系のソースとも相性抜群!アルミホイルで巻いて余熱で火を通すので、焼きすぎることなくふんわりと仕上がります。具材とお肉の食感が口の中で楽しく広がる、寒い季節にぴったりなメニュー。
◆材料(2人分)
極厚ロース 切り身 | 2枚 |
しめじ | 1/2房 |
エリンギ | 1本 |
玉ねぎ | 1/2個 |
アスパラ | 2本 |
バター | 5g |
生クリーム | 100cc |
コンソメ顆粒 | 小さじ1 |
白ワイン | 大さじ2 |
塩こしょう | 適量 |
黒こしょう | 適量 |
◆作り方
- ロース肉の両面に塩こしょうを振っておく
- しめじを手でほぐし、しめじの大きさに合わせてエリンギ・アスパラを切る
- 玉ねぎをスライスする
- フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、ロース肉を焼いていく
- 片面に軽い焦げ目が付いたら裏返し、塩を振って蓋をする
- 1分ほど蒸し焼きをして火を止める
- ジュージュー音が静かになったらフライパンから取り出し、アルミホイルを巻いて余熱を通す
- フライパンをキッチンペーパーで軽くふき、オリーブオイルを入れて火にかけ、玉ねぎ・エリンギ・しめじを入れて炒める
- 火が通ってきたら、アスパラ・バター・生クリーム・白ワイン・コンソメ顆粒を入れ軽く煮詰める
- 塩こしょうで味を見ながら整え、火を止める
- ロース肉をお皿に乗せて9のクリームソースをかけ、上から軽く黒こしょうを振って完成
スタミナトンテキ
※調理時間|10分
ここ数年人気の豚ステーキ。レアの状態でも食べられる牛肉と違い、しっかり中まで火を通す必要がある豚肉は、和豚もちぶたならお箸で切れてしまうほど柔らかく仕上げられます。
◆材料(2人分)
極厚ロース 切り身 | 2枚 |
小麦粉 | 適量 |
粗挽き黒こしょう・ごま油 | 少々 |
サラダ油 | 適量 |
(A) | |
塩 | 適量 |
砂糖 | 小さじ2 |
酒 | 小さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
しょうゆ | 大さじ1 |
ウスターソース | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1 |
ニンニク(すりおろし) | 1片 |
生姜(すりおろし) | 大1/2 |
◆作り方
- タレ用調味料(A)を混ぜておく
- ロース肉を筋切りし、全体に軽く小麦粉をまぶす
- 軽く熱したフライパンにサラダ油を入れ、強火で表面を焼き、その後弱火で両面にじっくり火を通す
- 火が通ってきたら余分な油をキッチンペーパーでふき取り、1を加えて適度に煮詰める
- 仕上げに粗挽き黒こしょうを振ってごま油を軽くたらす
- お皿に盛りつけて完成
柔らかジューシーな和豚もちぶたでポークジンジャーを作ろう!
見た目の豪華さと食べごたえのある食感、さらに栄養も効率的に摂取できるポークジンジャー。
柔らかく仕上げるポイントは、以下の6つでした。
- 上質な豚肉を選ぶ
- 筋切りをする
- すりおろし生姜で漬け込む
- 小麦粉・片栗粉をまぶす
- 加熱は手早く短時間で
- タレは別々に作る
調理に自信がない人でも、「和豚もちぶた」のロース肉なら安心!そのまま焼いても柔らかいまま食べられますが、筋切りなどをきちんとすればより一層の柔らかさが堪能できます。
ポークジンジャーは、おうちご飯・誕生日パーティー・大切な記念日などいろんなシーンに似合うメニュー。和豚もちぶたのロース肉を使って、自信をもってふるまってくださいね。お買い求めは「和豚もちぶたオンラインショップ by ハム工房ぐろーばる」まで!
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